家とくらしかた

豊かな自然と光りに包まれる。

奥さん:
以前住んでいたところは2LDKのマンションで、子供が1人だったから。
全然不満もなく。でも、2人目が産まれて、少し手狭やな~って。
新しく住む場所を考え始めました。私は、ずっとマンションでいいやんって思っていた派なんですけど、
夫が、「ガレージハウスに住みたい」っていう夢があって。
せい君(門脇誠介)とは、夫が中学時代からの同級生で、人柄もよく知っていたので、
家を建てるんやったら、せい君の所でっていうのは決めていました。

旦那さん:
うん。そうそう。
でも、ただ友達だからってだけでは頼まないですね。
いい加減なヤツやったら、いくら仲よくてもね。ずっと暮らしていく家ですしね。
彼は、その辺かなり信頼していましたね。
誠実だし、親身に自分たちの立場になって提案してくれるので。

奥さん:
今振り返ると土地探しからの期間も含めたら結構長いお付き合いになりました。
当初はここじゃ無くて、以前住んでいた橿原で土地を探していたんですよ。
でも、橿原だと、狭いのに価格が高くて。。。
やっぱり駅にも近い方がいいし、私が、もう、建売でもいいやん!
橿原で探してるんやったら!ってなって住宅展示場も見に行きました。
行くと改めて1つ1つのこだわりの違いがクッキリとわかりましたね。
やっぱり、同じくらいの金額払うんやったら、きちんと拘り持って
自分達だけの家を建ててもらう方がいいって!

門脇誠介:
土地探しでは、まず、条件として橿原で探すとなると、土地があっても高いし、住宅地なので
この場所の様にのんびりと子育てができる環境ではなかったんですよね。
家を建てるのに、本当の理想の暮らしができないお家は僕にっては「無し」でした。
「交通の便>理想の暮らし」では後々絶対に後悔することもきちんと伝えました。

場所はかなり変わってしまい、交通の面では折れてもらう事になったけど
奥さんのご実家がご近所にあったので、子育てするのに、ご両親にお手伝いして頂いた方が楽だしという事もあり
最終的にご納得頂けました。ここだったら、静かで、眺望もよく、最終的に満足していただけるだろうと思っています。

奥さん:
私は、キッチンに立つことが1日の中で一番長いので、キッチンにいながら子供達の様子が分かる家が良かったんですよね。
キッチンもかなり使いやすくて、奥にはパントリーも作ってもらって。料理がしやすくなりました!
庭もできたので、子供達がよく庭で遊ぶんですけど、キッチンからも目が届くように考えて設計してくれたので安心ですね。
私も仕事しているし、めっちゃ面倒くさがり屋なので(笑)、面倒臭く無い動線で
「家事が楽に終わる」っていうのをテーマに考えていただきました。

門脇誠介:
家事動線は、とにかく家事が楽にシンプルにシンプルにとお願いされたので、
もう一番短い動線で(笑)、全ての家事が終わるように設計しました。

旦那さん:
僕も妻も、風通しが良くてなおかつ、光がたくさん入る明るいお家が欲しくて。
一番気に入っている場所は、リビング。ほんと最高ですね。
窓を開けると秋の心地よい風と光がたくさん降り注ぐ。
不思議とそんな全面窓とかでは無いのですが、アイデアと知恵って凄いですね。

門脇誠介:
光はいつもめっちゃ考えます。施主さんがいっぱい欲しいと言ってもいい塩梅をいつも探しています。
いっぱい入れ過ぎると住むと大変なことになるので。理想と現実。そのあたりをキッチリ計算するのが僕たちの仕事ですね。
リビングの光って北の光で、直射日光ではなく間接光になります。
だから明るい光は入るけど、強すぎないんです。
光の種類を考えてふわ~っとした優しい光が入るように考えました。

また、テントを張ってこの土地で過ごしてみた時に感じたのが、
時間によって風の向きが変わるんですね。
夜以外は西から東に向かっての風が強いんですけど、夕方くらいから急に北に向かって吹く風に変わるんですよね。
風向きが変わる事に問題はなかったのですが、ここから北に向かって直ぐの所に養鶏所があり、
風に乗って匂いが流れてくることも考えられたのでその確認をしたかったんですよね。
家の風の流れとしては、東西の方向に風を抜いて家の中に気流が発生して風が通りやすいように設計しました。

奥さん:
土地でテント張って寝てたん?!信じられへんわ(笑)!
せい君はめちゃめちゃ真っ直ぐでほんまに松岡修造みたい(笑)。
でもそこまでやってくれるからいい家で満足してるんやけどね。
そういえば最近せい君から手作りのハエ叩きを頂いて。
百発百中!めっちゃ撓るんです(笑)。絶対ハエ気づかないんですよ。
変わった人ですよね(笑)。

旦那さん:
僕は車好きやから、インナーガレージの家がどうしても欲しくて相談したんですよ。
最初は無理なんかなって思ったんですけど。上手いこと設計してもらって。
ゆくゆく買いたい車のサイズに合うように、インナーガレージの設計してもらったんですよ!
古~いゲレンデが欲しいんですよね。あの雰囲気が本当に好きで。

他にも、ゆくゆくここにお酒とか飲んだりできるように、エアコンの電源とかもつけてもらって。
夫婦でここで夜とかにお酒飲飲みたいなぁ~。って
今はまだ、子供も小さいし出来ないけど、もう少し手がかからなくなったら本格的にプロジェクトスタート。
だからここは後々、相談しながらまた作ってもらおうかなぁ~って。

あと僕、革製品や、服がめっちゃ好きなんです。
特にイギリスのヴィンテージ物が大好きで、
服はBarbour(バブアー)のめっちゃ古いやつとかね。その中でも1982年のやつとかが大好きです。
専用のオイルがあって、それを塗ってメンテナンスしてあげるんですよ。

靴はGRENSON(グレイソン)のヴィンテージの靴が好きで。
みんな寝た後、夜な夜なフィラメントの灯りの元で磨いてます。笑いながら。

使えば使うほど、手触りも違ってくるし味が出てきますね。
この家のインテリアも選んでもらって、この家具たちも愛着を持ってお手入れ行きたいですね。

設計・施工のこだわりポイント

以前はマンション暮らしのM御夫婦。 出張の多い旦那様にあわせて交通の便のよい土地にお住まいでした。 やがて二人目のお子様を身ごもられ、これからの生活を考えるとマンションでは手狭になることや、子供の教育や環境を考えると、ご夫婦の実家から程近い空気がよく自然環境に恵まれた場所で子育てをしたいと考えられ、引越しを決意。

選ばれた土地は、北に金剛山を望む雄大な景色をもつ、閑静な新興住宅地の中にあります。 公園や小学校からもほど近いことから夕方には子供の笑い声がそこかしこからきこえてくるような、とても豊かな雰囲気の場所を選ばれました。

M様ご夫婦はともにバリバリ仕事をされることから、家事をとにかく楽に、部屋がちらかることなく、家に帰ってから就寝までの流れをスムーズにしたいと奥様からのご要望。 また、光の入りづらいマンションで住まわれてきたため、明るい家にしたいとのこと。
旦那様は毎日帰宅時間が遅いため、休日は家族と家で遊んだり、趣味である車の整備や革細工コレクションのメンテナンスに没頭したいと、男のロマンについて語られていました。 イギリスのファッションにも精通しており、いつもおしゃれなご夫婦に、とってもかわいらしいおべべをしつらえてもらったお子様たち。

外観は、ブリティッシュグリーン色の外壁に木製ルーバーをアクセントとすることで、 シンプルかつ色気のある落ち着いた外観に仕立てました。