日々の綴りごと

とことん話し合う

うちの打ち合わせは長く、多いと思います。

4回や5回ではなく、ひまがあればお話します。
予定の時間をオーバーすることもたびたび笑

なんせ家をつくるということは、その家族の暮らしをつくるということですからね。
暮らし方で自身の性格や習慣もかわります。

まずは、他愛もない雑談を行い、趣味や人となり、話し方や癖などなど、コーヒーやお茶をのみながらお菓子を食べながら、ただひたすらに話します。 基本的に同じ言語で話していても、その単語によって受け取り方や自身の意味は微妙に違うと思うので、ここで私たちとクライアント様との共有する意識をはっきりさせます。

まずは相手を信用しないことには本心はでてきません。
まかせる、ということは信用するということ。
暮らしをつくるということは、クライアント様の性格はもとより癖や話し方も知る必要があると思います。

そして、自分を知ってもらう。
問い合わせをいただいて来社していただき、まずは私たちの独演会がはじまります笑
とにかく自分はこう思う、こういう性格をしているということをお話しします。

その上で、聞く。

まどろっこしい駆け引きは苦手なものですから、初回からアクセル全開です。
これはお見合いみたいなものですので、よい所もわるいところもすべてしってもらいます。
家をつくるということは長い付き合いをする、ということですからね。
フィーリング、これはとても大事なことだと思っています。

無理をするとのちのちひずみが生じます。

家を作るということは、暮らしを作るということ。
私たちとクライアント様がタッグを組み、作り上げ、守る。

とにかく会話が大事です。

4、5回程度の打ち合わせではお互いの表面的なことしか理解できません。
このやり方だとご自身の思いを伝えるまもなく、意にそぐわない家が建ちます。
打ち合わせではなく、会話、コミュニケーション。
ただ回数を重ねるだけではなく、 信頼関係を築いた上での会話をどれだけ積み重ねられるかで仕上がりに大きな差がでます。

暮らしを作るということは、その人の習慣や癖をきちっと理解することから。
長く長く、ささいなことでもとことん話し合える関係でありたいですね。