原点
携帯のカメラ画像見てたら上の画像が出てきまして、ふと物思いにふけてしまいました。
うちの実家では、テーブルのふたを開けると囲炉裏が出てきます。
その囲炉裏で、焼肉だったり野菜だったりウインナーだったり、焼いて食べてたんです。
まさにバーベキューがすっごい身近にあるような、そんな生活で。
薬味は自家製の山椒だったり唐辛子だったりを一から作る。
そんなのが当たり前の環境で育ったんだけれども、家を建ててる今それをよく考えるとすごい面白いなって思って。
何気ない日常の食にこんなにまでこだわって、食べるってことを楽しく味わい深く教えてくれた親って今更ながらに感謝というか、尊敬というかなんというか、すごいなと。
その他にも、お父さんと一緒に山に行くと、この木の実は食べられるよ、この葉っぱをこうすると笛になるで、とかいろんな面白いことを、とっても楽しく教えてくれて。
お母さんは、収穫してきた実や野菜を美味しい料理にしてくれる。
それが自分の建築の原点になってるんです。
暮らしを楽しむだとか、豊かな暮らしだとかって流行りの言葉かもしれないけれど、親から教えてもらった暮らしは確かに豊かやったなあって、しみじみと思いかえし。。。
何気ない日常にほんのちょっと工夫を凝らしてあげると、こんなにも素敵な体験ができるんだってことを、次は僕たちが建築を通して贈っていこうって思いました。
家って、あくまでも暮らすためのもの。
やっぱり豊かで、楽しくて、家族みんな笑ってる朗らかな家をつくっていきたいなって、
親から教えてもらった気持ちを大切にして明日からまたがんばるかねって思いました。はい。